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遙かなるTennessee Whiskey その1
突然ですが、クイズです。○×で答えてください。 1)バーボン・ウイスキーはケンタッキー州で作られなければならない。 2)ジャック・ダニエルはバーボンと同じ物だがケンタッキーで作られていないので、 しかたなくテネシー・ウイスキーと名乗っている。 3)ジャック・ダニエル蒸溜所の見学ツアーの最後にはシングルバレルの試飲ができる。 旅先で地のワインやビール、その土地特産のアルコール飲料を試してみるのは、旅行の醍醐味だ。「ワイナリーめぐり」や「酒蔵訪問」が旅程の一部をしっかり占めることもある。もちろん見学後の試飲や"土産"選びは必須である。断っておくがDocはアル中ではない。その証拠にリステリンは決して飲まない。 洋の東西、アルコール度数を問わず、大概の酒を口にするが、大学生の頃から変わらずお気に入りなのはバーボンだ。そんな、ちょっとは酒にうるさいと自負するDocがジャック・ダニエル蒸溜所を訪れるまで、上記はすべて○だと思っていた。 ・原料となる穀物の51%以上がトウモロコシであること。 ・160プルーフ(日本の度数80度)以下で蒸溜すること。 ・内側を焦がしたホワイト・オーク材の新樽で、125プルーフ(62.5度)以下で熟成させること。 ・水以外を加えず80プルーフ(40度)以上で瓶詰めすること。 以上が、米国連邦アルコール法で規定されたバーボン・ウイスキーの定義である。 バーボンの中でも特に「ケンタッキー州で」、「最低2年間熟成させた物」はケンタッキー・ストレート・バーボン、また、「テネシー州で」、「蒸溜した原酒をテネシー州産のサトウカエデを燃やしてできた木炭でろ過し、樽熟成した物」はテネシー・ウイスキーと名乗ることができるのだ。 つまり、アメリカン・ウイスキーにおけるバーボンの中には、ケンタッキー、テネシー、その他の州産の大きく3つのカテゴリーがある訳ね。この時点で 1) の答は×。 蘊蓄オヤヂ、まだまだ勉強が足りないようだ。 続きはまた今度ってことで。 その1|その2|その3|その4|Washyのジャック・ダニエル訪問記 押してね♪ (Doc)
by flyingshack
| 2005-03-16 16:20
| Doc房
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