イタリア話を書き始めてしまいました。アーカンソーネタに戻るときはあるんでしょうか?
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<   2005年 04月 ( 15 )   > この月の画像一覧
おのぼりさんLAへ行く その7(最終回)
ここは日本か天国か!?



b0068732_1358151.jpgダラダラ続けてきたこのシリーズもこれで最終回。もう少しのご辛抱を。焼肉&カラオケで午前様になった朝、Docとしては学会本番のポスターセッションがあった。Docはスーツ姿でポスターの前に立ち、見に来るお客さんを待ち受けていた。その4時間の間、彼はガムをかみ続けた。昨晩焼肉キムチに加え、生ニンニクなどかじってしまったからである。幸い逃げていくお客さんもなかったそうで、無事発表は終了した。その日の夜は、海皇海鮮酒家でお疲れ様の乾杯をした。またKさんたちにとっては、アメリカ最後の晩餐だった。

次の朝、御一行様はロサンゼルス国際空港までKさんたちを送って行った。リトルロックでのつきあいは短かったけれど、この人たちとはまた会えるに違いないと思って見送った。(というか、もうこのブログでコメントのやりとりしてるんだけれど…) 間もなくKさんファミリーは、全く未知の土地で、新しい生活を始める。アメリカから応援してますよ~。

b0068732_1359168.jpg残された御一行様は3人。Baby Kもいなくなって、ミニバンがガランとしてしまった。しかししかし、リトルロックへの飛行機までは、少し間がある。懲りない御一行様は、思わぬ食い倒れ旅の最後を締めくくろうと、ジョン・ウエイン空港最寄りのミツワマーケットプレイス・コスタメサ店に車を飛ばした。そこには旭川ラーメンの山頭火があるのだ。Novaさんはあんまり好きじゃなかったという友達の話をしていたが、北海道民としては行かねばなるまい。

ミツワは全米各地に店舗を持つ日本のスーパーマーケットチェーン。元はヤオハンだったスーパーと言うとわかる人も多いと思う。このコスタメサ店やNovaさんと行ったリトルトーキョー店をはじめ、LA周辺に5店舗もある。売り場をずんずん奥へ進んでいくと、おお~、すごい。フードb0068732_13593165.jpgコートがあって、山頭火だけでなくうどん屋さんやイタトマまである。うわ~ここは日本だ~。目移りするな。しかし初志貫徹で、山頭火の正油ラーメン&納豆ご飯&煮卵のセットを頼んだ。味は、麺もスープもわたしが愛する旭川ラーメンのクセが少ないんだけど、贅沢は言うまい。とっても満足した!

ここで御一行様を感嘆させたことがもう一つあった。それはうどん屋おばちゃんの英語の発音である。うどんができたら番号で呼ぶのだが、おばちゃんは朗々とした声で言った。「しっくすてぃ~・えいとぉ~」。完全にカタカナ発音であった(ひらがなで書いてあるけれど)。日本人的発音なら自分たちもどっこいどっこいでいつも苦労しているわけであるが…何に感嘆したかと言えば、それでちゃんと通じて働けるということである。LAの日本人コミュニティの強力さとcultural diversity(文化の多様性)を改めて実感した瞬間であった。

食後の短い時間を利用して、三省堂で本、源吉兆庵で和菓子を買う。Hさんがポロッと言った。「ここに住んでて、アメリカに住んでいると言ってはいけないよ…」。LAでがんばっている皆さん、気を悪くしないでくださいね。わたしには、日本人コミュニティが脆弱なリトルロックで、一世として暮らして行こうとするHさんの決意みたいなものに聞こえた。ま、平たく言ったらヒガミかな? 

こうして、おのぼりさん御一行様のLA行きは終わった。何度も言うけれど学会出張ですよ。(シリーズ了)


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by flyingshack | 2005-04-30 14:05 | アメリカの旅
おのぼりさんLAへ行く その6
コリアタウンの渇いた夜



さて、長々とその6だ。ゲストのみなさんは、Docたちは何しにLAへ行ったんでしょう? と思っていることでしょうが、あくまで学会出張なのである。まあ遊んでばっかり、と思うかもしれないが、学会とはそもそも誘惑の多い場所でするものなのである。今までDocが出た学会の開催都市は、ニューオーリンズ、サンディエゴ、フィラデルフィアなど。リトルロックなんかで開いた日には、参加者激減だから、大きいのはやらないのだろう。中にはスノーマスというコロラドのスキーリゾートで、夏に開かれた学会もあった。その時は、セッションが朝と夜だけで、長い昼休みがあった。おかげさまで、熱気球とMTBダウンヒルとハイキングとラフティングをしてきた。ま、学会というのはそういうものらしい。

b0068732_7423520.jpgというわけで、月曜日のおつとめを終えたリトルロック御一行様は、ミニバンに乗ってKorean BBQの店へ繰り出した! 何度も書くがリトルロックに焼肉はない。さすがLAでは、焼肉と言っても本場韓国風と日本風が選べる。これから日本に帰るKさんたちの選択は、迷うことなく韓国風だった。Novaさんに聞いたりホテルのfree wifiを使ったりで、それらしいお店を調べて行った。そもそもKさんたちとはずっと、メンフィスまで焼肉に行くぞ~~(片道2時間かけて)と、ことあるごとに叫び続けてきた。それが実現できなかったので、最後のLAでカタキを討つ、といった意味もあるのだ。

b0068732_7424826.jpg場所はディズニーランドから車で10分くらいの仁川苑(In Chon Won)。予想したとおりの韓国風の店だったが、日本人客もたくさんいるようだ。食べましたよ。タン、カルビ、ブルコギ、ユッケ、トゥルソビビンバ。今回は焼肉の写真も撮って来た! 前にマキコさんに聞いて、なんのこっちゃだった海鮮のスンドゥブも頼んだ。この店の面白いところは、ワサビ味の千枚漬けみたいなものや薄切り餅で、肉を包んで食べること。それともこれって普通なの? 初めてだったがなかなか旨かった。余談だが、ウエイターさんが若くてかわいらしい韓国人のお兄さんだったので、おばさんはしっかり会話もしてきた。「ヨンサマ」って日本語が通じたぞ。(ちなみにわたしは冬ソナを見たことありません)

b0068732_7431234.jpg焼肉を食べてすっかり楽しくなった御一行様が向かった先、それはカラオケである。まるで計画していなかったので、お兄さんに店を聞いて行った。よってKorean Karaokeなのだ。お兄さんが言っていたが、韓国のカラオケボックスは日本のと同じらしい。らしいと言うのは、アメリカの日本のカラオケに行ったことがないので、比較しようがないということ。部屋を借り切って、自分で曲を入れて歌うところはきっと同じだろう。ただし機械のボタンはハングル。お酒や食べ物を注文することはできないので、喉が渇いたらレジに行ってソフトドリンクを買ってくる。御一行様たちは5人で歌うこと4時間。Baby K以外、誰も何も飲まずに歌い続けた! Hさんは前川清、KさんはKinki、Wife Kさんは天城越え(あとSpeed)、Docさんはミスチル、Washyさんはシャナイア・トゥエイン、Baby Kさんはあ゛~~を熱唱!!

b0068732_7432544.jpg迷惑だったのはBaby Kでしょうが、あまり意に介した様子もなく、途中からは爆睡していた。すごい大物だ。こうしてLAのコリアンな夜は更けていった。


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by flyingshack | 2005-04-28 15:05 | アメリカの旅
おのぼりさんLAへ行く その5
世界ウルルン紀行的夕べ


Washyが書いた「大きなイベント2つ」のうちのひとつ。

僕がアメリカを最初に訪れたのは高一の夏休みだった。一ヶ月弱アメリカ人家庭にホームステイ。生まれ育った静岡県三島市は小さいまちだけれど、1957年に全国で4番目に海外都市と姉妹都市提携を行っている。正月のローズ・ボウルやローズ・パレード、ハンティントン・ライブラリーで有名なロサンゼルス近郊のパサディナ(Pasadena)が相方だ。姉妹都市交流の一環として、毎年2名の交換研修生を派遣しており、僕は運良く選ばれた。

今の僕を知っている人は想像がつかないだろうが、親戚の家にですら緊張のあまり泊まれず、食べ物の好き嫌いが多い繊細な少年だった(今だって繊細なんだけどね)。英語しか話せない家にたった一人で放り込まれたことは、画期的なことだった。

お世話になったのは、実際にはパサディナではなく近郊のアケイディア(Arcadia)のP家、アルタディナ(Altadena)のW家とF家で、各家庭には同世代の子供がいた。各家は知り合いで、特にP家とF家はパパ同士が同じ職場だったこともあり、仲が良かったようだ。

ホームステイの初めは、お互いに探り合いだったが、すぐに居心地のいい環境を作ってくれたことは、どの家族の人々も、それぞれに暖かく、優しく、理解があったのだと思う。カリフォルニアの青い空と、見る物すべてが物珍しい世界にすっかり魅せられて、ちっとも日本に帰りたくならなかった。それどころか、帰国後に逆ホームシックになったくらいだ。

大学生のとき、パサディナを再訪したことがあって、3軒のパパ・ママに会うことができたが、その後ヒューストンに暮らしていた3年間には再会できなかった(LAには行ったのに…)。昨年末にF家のパパ(Fパパ)から連絡をもらい、年末にFママが亡くなったことを知った。それで、是非とも会いたいと思っていたところ、ちょうどロサンゼルス近郊で開催される学会に参加することになった。

Fパパは、P家でBBQをするようセッティングしてくれた。約束の時間に少し遅れて到着すると、僕らの車を見つけるやいなや、待ちかねていたように全員が庭から次々表通りに出てきて、躊躇ない満面の笑顔withハグで迎えてくれる。驚いたことに、当たり前のようにみんな僕の名前を正しい発音で覚えていて、呼んでくれるのだ。こみ上げる物があったけれど、僕より先に涙をこぼしていたのは、初対面のWashyだった。

Fパパ、Pパパ・ママとは17年ぶりの、LAエリアに住んでいるP家の子供達(といっても立派なおじさん)も来てくれていて、彼らとは実に26年ぶりの再会だった。

P家のある場所はアケイディアという市だが、近くに山が迫っていて、風光明媚かつ閑静な住宅街にある。庭に入ると、26年前と変わらないたたずまいが広がり、お互い確実に年をとっているけど、昔に戻ったような妙な感覚。パパ・ママは、それなりのお年だと思うが、背中も真っ直ぐで、肌もツヤツヤして、元気だ。P家には、26年前にすでに孫がいた。今はその孫に子供がいる。Pママはひいおばあちゃんってわけだけど、とてもそうは見えない。さらにすごいことにPママのお母さんがご健在。青い服で統一した5世代家族集合写真を以前クリスマス・カードでいただいたが、同じものが居間に飾ってあり、あらためて感心した。アメリカ人おそるべし。

飲み物は、保守的なアーカンソーでは考えられない、アルコールがたくさん用意されており、よりどりみどりだった。前日のnovaさん宅で飲み過ぎて二日酔いだったが、誘惑には逆らえなかった。(マキコさん、ごめんなさい。実は前祝いのシャンパンここで飲みました。)

Pパパ、Fパパは政府関連の研究所の所員だったが、おそらく生物学とは全く畑違いの仕事。Pパパはリタイアし、老後を楽しんでいる様子。Fパパは数年前に研究所を辞めて、IT関連の会社を興したらしい。インテリな上に、いろんなニュースもチェックしていて、質問に容赦がない。今の仕事(癌研究)について、根掘り葉掘り聞いてくる。しかもPパパは、最近ワトソン&クリックのDNAの三次元構造なんかに感化されたようで、興味津々である(この人達はいったい?)。でも、素人にマニアックな研究の講義をするのは難しかったので、詳しくは説明できなかった。

PママがWashyを連れて家の中の案内をしている。朝食を摂っていたダイニング、いつも大きな犬が寝そべっていたガーデンルーム、初めてチェスでお兄ちゃんに勝った居間、寝泊まりしていた部屋、使っていたバスルーム、家具や調度品は変わっていると思うが、どこも昔のままで懐かしい。

楽しい時間というのは早く経つものだ。日本の住宅事情や通勤事情の話とカリフォルニアとの比較や、家族の近況、旅行のことなんかを話しているうちに、翌日仕事がある人たちは順に帰り始めた。僕らも翌朝学会に行く予定があったから、名残惜しかったけど夜11時前には失礼した。

b0068732_710089.jpg初対面から四半世紀以上が経ったが、26 x 3通のクリスマス・カードが、僕らをつなぎとめていてくれた。年末の忙しい時期にカードを選んで、英語の手紙を書くことが面倒なこともあったけど、出してて本当によかったと思う。しかしF家から去っていくとき、大粒の涙を流して別れを惜しんでくれたFママは、もうこの世にはいない。お墓にも行けなくてごめんなさい。どうか安らかにお眠りください。W家の皆さん、ご無沙汰してます。またいつか来ます。

高校時代アメリカで過ごしたこの一ヶ月は、当時ヒットしていたサーカスのアメリカン・フィーリングとセットで、今でも鮮烈な記憶として心に刻まれている。そして、僕のアメリカ生活の原点は、この素敵な家族との出会いにある。
(reported by Doc)


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by flyingshack | 2005-04-27 16:40 | アメリカの旅
おのぼりさんLAへ行く その4
フェイクでもオタ系でもない日本



危険な夜が明けると、また素晴らしく上天気な日だった。すがすがしくない気分の人はDoc約1名。朝から置物のようにソファに座っていた。すがすがしい組は朝食のテーブルを囲んで、おしゃべり。ここで、Novaさんがとある超有名ラジオ番組の構成を書いていたことが発覚した。そのころわたしは中学生で、なんとその番組に、手紙(長文だったのでハガキでなく、手紙)を送ったことがあった。もちろんボツになったのだけれど、手紙の下読みをしていたのがNovaさんだったそうだ。ガーン。はずかしー。

その日は、DocとKさん夫妻はアナハイムに戻り、わたしはNovaさんのところに残って二人でハンティントン・ライブラリー(The Huntington Library)に行く予定だ。話は前後するが、このエントリではLAで見た日本文化について書いてみようと思う。

b0068732_14393984.jpgわたしはプライベートで日本語を教えているのだけれど、生徒さんに生きた日本文化に触れられる場を紹介したいと思っても、リトルロックではなかなか機会がない。紹介できるのはPuffyのアニメ(日本文化?)、ジブリの映画(英語版)、マンガ(ほとんどオタ系なので困る)くらいなもんである。ちなみに中学生の生徒さんとそのお父さんは、今ポッキーにはまっている。

b0068732_14395749.jpgその点、LAはすごい。前日連れていってもらったMonterey ParkのCherry Blossom Festivalには日本がいっぱいだった。日本の和菓子は売っているは、日本人美大生が焼いたとおぼしき陶器は売っているは、太鼓や日舞は見られるはで、和菓子のあんこはともかくとして、わたしの生徒さんなら喜びそうな内容だ。売り子さんは日本語バリバリなので、習った言葉の腕試しもできそう。折り紙のコーナーには子どもたちがたくさん集まっていて、お花や風車などを教えてもらっていた。写真では黒髪なので日本人に見えるけれど、みんなヒスパニックかアジア系みたい。どの子もなかなか上手でびっくりした。

b0068732_14445822.jpgハンティントン・ライブラリーにも日本庭園があり、とてもすばらしかった。門を入ると庭が見渡せるのだが、山があり川がありで、素人目にも小さな庭の中にもっと大きな自然を表現していることがわかる。灯籠と松(ときには相撲取り)を置いて日本風ですよ~と言っているニセ日本庭園とは違うのである。枯山水や盆栽もあり、盆栽の世界はまるでわからないけれど本物っぽかった。そのへんで売っている、若い木を和風の鉢に植えただけのニセボンザイとは違うのである。

帰ってから中学生とお母さんに庭と盆栽の写真を見せたのだけれど、写真だけでも本物らしさがわかってくれたようだった。折り紙や太鼓やラーメン屋を見て、中学生はLAには日本がいっぱいあるんだね、と驚いていた。ああ、実物が見せられたらいいんだけどなあ。

さて、ハンティントン・ライブラリーは、ご近所を案内してください、とお願いしていたところ、Novaさんが選んでくれた場所だ。いつもわたしがブログにお花の話を書いているから、好きそうなところがNovaさんにはわかっちゃっていたのである。日本庭園以外にも素晴らしい場所がたくさんあったのだけれど、きりがないのでNovaさんに譲ります。Novaさん、2日間お世話になりっぱなしで、本当にありがとうございました。最後にCherry Blossom Festivalで撮った愛くるしいBaby Kの写真を載せます。

Baby K
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by flyingshack | 2005-04-25 14:11 | アメリカの旅
おのぼりさんLAへ行く その3 
手巻き寿司の危険な夜



b0068732_8271117.jpgその晩、Nova家の晩餐は手巻き寿司であった。「リトルロックから来るのなら、刺身を食べさせてあげなさい」というクマちゃんの心遣いだ。ありがとうクマちゃん! リトルロックで刺身を買えないことはないのだが、冷凍マグロ・サーモンなどはでっかい塊である。イカ・タコはとっても高級なので買ったことがない。アナゴ、玉子焼き、日本のキュウリ、大葉などは存在すらしない。手巻き寿司用にあれこれ具を揃えるのは至難である。一方LAの日系スーパーでは、まるで日本のようなトレーに入って刺身が並んでいた。手巻き寿司ですよ~、アーカンソーのみなさん!

b0068732_8273332.jpgこれらに加え、わたしがスーパーでかなり物欲しげに顔を近づけて見ていた「日本の明太子」と「梅干し」を、Novaさんが出してくれた。イカ明太キュウリ、梅しそイカの手巻き寿司ですよ~。これらをNovaさんが帰省したときに持参した、島根の濃くて旨いたまり醤油でいただく。昼間飲茶を詰め込んだのも忘れ、夢中で食べてしまった。そうそう、Novaさん手作りのキャベツのナンプラーサラダも、さっぱりして気の利いた一品であった。

わたしたちが寿司をほおばっているころ、クマちゃんは仕事に出かけてしまってお留守。でもNovaさんの息子さん「ボクちゃん」が同席してくれた。ボクちゃんとKさん、Docは、食事の前後b0068732_8282780.jpgにゲーム(写真)をして盛り上がっていた。高校生という「正直なお年頃」なので、得体の知れないお客さんたちを本気で歓迎してくれているのがうれしかった。

クマちゃんはわたしたちのためにフローズンマルガリータを作って行ってくれた。ミックスなど使わずにである。これがまた、おいしかった。Kさん夫婦とうちは、TEX-MEX料理の本場ヒューストンにいたことがあるのだが、皆ヒューストンのよりおいしい! と絶賛。それほど甘くないのにライムジュースの味が利いていて、カリフォルニアの上天気で乾いた喉を、冷たく潤してくれた。これをグッといったのが、思えば事件の始まりだったのか…

話をしているうちに、クマちゃんとNovaさんはかなり「いける口」と判明。というか、うちのブログのバーボンの話あたりで予想はついていたけれど。わたしは飲むのも忘れておしゃべりしていたのだが、Docはビールでお腹がいっぱいになったのか、「強いお酒」を所望した。で、ラム数杯の後、おもむろに出してくれたのが、秘蔵のお酒、ブルガリアのホームメイド酒だ! 秘蔵というか、さすがのNova家でも度数が強すぎて減らなかったお酒らしい。どれぐらい強いのか? これが、ミネラルウォーターのボトルに入っていて、度数がわからない! 怪しすぎる! Docは泡盛のようだ、と言いながらこれを飲んだ。

楽しい時間は飛ぶように過ぎた。午前1時、赤ちゃんを寝かしつけながらKさんが眠り、引越疲れの残るWife Kさんが眠り、2時、仕事を終えたクマちゃんが帰ってきた。それからクマちゃんを交えて話すこと1時間半。気づいたらDocの身振りが大げさになっている! ミネラルウォーターのボトルを見たら、いつの間に数センチ減っている。あ~あ~。その後、クマちゃんが手巻きで煙草を作ってくれ、それを吸ったDocはフラフラになって撃沈。初対面の人の家で、トイレと仲良くなる羽目になった。おそるべしリトルロックからの客!


追伸:というわけで、危険なのは手巻き寿司ではなくブルガリアのホームメイド酒なのでした(タイトル)。危険なお酒は、なぜか我が家に移動しております。お試しになりたい方は我が家までどうぞ。


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by flyingshack | 2005-04-25 11:42 | アメリカの旅
おのぼりさんLAへ行く その2 
今度は押しかけインターステートオフ会!



b0068732_164058.jpg今回リトルロックから来た「旅の御一行様」はオール日本人。ラボのボスHさん、同僚のKさん夫妻&ベビー、そしてうちの6名である。アメリカ人とスペイン人の同僚は今回お留守番だ。空港でミニバン1台を借りて、全員でアナハイムの学会場(写真)付近まで移動した。運転手はDoc。バスガイドはWashy(ウソ)。でも飛行機内に引き続き、なんだか観光バス気分だ。椰子の木を見てはワー、セブンイレブンにたむろしている若者を見てはワーと、なんでもかんでも大騒ぎである。特にKさん夫妻は、この学会を最後にLAからそのまま日本へ帰ってしまう。帰国準備をすっかり済ませた身軽な体で、最後のアメリカを楽しんでいた。

LA2日目、Docとわたしには大事なイベントがあった。ブログで知り合ったNovaさんとランチをしようというのである。でもミニバンに乗っていってしまうと、Kさん夫妻はどこへも行けなくなる。で、Docとわたしは大胆な両立作戦に出た。Kさんたちを拉致して、まだ見ぬNovaさんの家まで連れて行ってしまったのだ。

Novaさんの家の前に着いたとき、約束の時間を1時間も回っていた。真昼の日差しの下、白い壁のアパートから、Tシャツ短パン姿のNovaさんが現れた。カリフォルニアだ。Novaさんの方はぞろぞろ現れた赤ちゃん連れの一行を見て、どう思ったのか? とにかくそれが、ごた~いめ~ん(古)であった。Novaさんは動揺する様子もなく、部屋に案内してくれた。たいした人だ。友達のために釣り針を作っている最中だった旦那様の「クマちゃん」にも紹介してくれた。

b0068732_16402790.jpg飲茶を食べに出かけたのはその後。せっかくなのでお店の様子を紹介しよう。Monterey Parkの海運海鮮酒家は、わたしがConnieWestさんのところで飲茶が好きだと書いていたのを見て、Novaさんが選んでくれた店。ここぞ、という店だけあって、入った瞬間から活気が違う。もう飲茶タイムが終わり間近なのに。そもそもお店のある界隈は、何分走っても漢字が続いているような大きなチャイナタウン(LA中華街事情はNovaさんのブログへ)。車の中で、チャイナタウンの中にリトルロックが入っちゃうんじゃないの? とか冗談を言っていたほどだ。ワゴンを押しているおばちゃんたちも、もちろん中国系。席に着くなり何台ものワゴンが押し寄せてきて、魅惑的な点心をすすめるので、あっという間にテーブルの上が皿だらけになった。それをあっという間に平らげ、次を頼む。焼売(Pork Sil Myl)もエビ蒸し餃子(Shrimp Har Gow) も大根餅(Turnip Cake)も熱々でうまい! Flyingshack家の飲茶ランキングでは間違いなく全米Best3に入る店だ。

食後、Novaさんはちょうどタイムリーに開かれていたCherry Blossom Festivalに案内してくれた。その晩、DocとわたしはNova家に泊まる予定だったのだが、DocがKさん家をアナハイムに送るのが面倒くさくなり、なんとみんなで泊めていただくことになった。遠慮を知らぬリトルロック御一行様! 


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by flyingshack | 2005-04-24 18:00 | アメリカの旅
おのぼりさんLAへ行く その1
サウスウエストは観光バス?



b0068732_8525088.jpg「アメリカ長屋」で噂が流れていたので、ご存じの方も多いと思うけれど、留守の間ロサンゼルスへ行っていた。目的はDocの学会。Docはそば屋のおやじさんではないので、たまには学会出張もあるのだ。Washyは完全遊びモードで同行した。今回は学会のほかに、大きなイベントが2つあった。ひとつは…もうご存じかな? これからしばらくの間LAの話を書くので、おつきあいください。

さて、リトルロックからLAまでは、直行便がない。そんなもんですかね。Docの職場のエージェントを通じてチケットを取ったのだが、これが素晴らしく、LAまで最短5時間のところ8時間半かかるチケットだった。日本から行く訳じゃないのに… さらにサウスウエスト航空なのに、値段がExpediaのコンチやアメリカンより高い。しかもノンリファンダブル。ありがとう職場のエージェント!

そんな訳で、初めて噂のサウスウエスト航空に乗ることになった。サウスウエストは激安で有名な会社だ。リトルロック-ヒューストン間などは、ときどき$50のチケットが出るとか。まるでバスである。でもバス的なのは値段だけではない。席なんか自由席だ。一応チケットにABCと書かれていて、Aの人から搭乗し、早い者勝ちで好きな席に座れる。いろんな人から聞いていた「対面ボックスシート」はなかった。残念。

スナック詰め合わせと飲み物が配られ、おかわりもでき、意外とサービスいいじゃんと思っていると、突然乗客が大爆笑した。え、なになに? どうもアテンダントさんがジョークを言ったらしい。それもクリントンの不倫ネタとか。バスガイドさんかい? これは油断してると聞き逃すぞ、と思い、がんばって聞き耳を立てていた。(といいながらほとんど寝ていたんですが)

小ネタその1
「これからくず物入れを持ちまして、みなさまのお席へ伺います。使い終わりましたコップ、紙ナプキン、100ドル札、高級腕時計、ダイヤモンドなど、不要なものは何でも袋に入れてくださいますようお願いいたします。」

小ネタその2
「当機は自由席ですが飛行機でございます。フライト中の席の移動はご遠慮ください。イス取りゲームではございませんので、元の席にお戻りくださいませ。」

てな感じだ。ヨガの時間もあって、ほとんど全員が参加して体を伸ばしていた。着陸して、カチャカチャとシートベルトをはずす音が聞こえると「みんな、まだよ!」 ゲートに着いたときは「さあ着いたわよ!」という雰囲気だった。サウスウエスト、意外と楽しいぞ!

b0068732_853511.jpgそれから4時間、ラスベガス空港で待ち時間があった。ターミナルのあちこちにスロットマシンなどがあってびっくりした。こう見えて堅実なFlyingshack家は、一番安い掛け金(スロットは5¢、ポーカーは25¢)のマシンを回り、総額$5で30分楽しんだ。これだと、Hさんちの息子たちが動物園で鯉にやるエサ代並みである。もちろん当たりませんでしたよ。でも中には$1000の大当たりを出しているオジサンもいた。当たるもんなのね。

と、こんな調子でえっちらおっちらオレンジカウンティのジョン・ウエイン空港にたどり着いたのであった。長かった。


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by flyingshack | 2005-04-23 05:53 | アメリカの旅
鳥のレストランのお客さん その1



b0068732_2572034.jpg鳥のレストランのお客さんのひとり、カーディナル(Northern Cardinal)です。はでな赤い服をきているのはオス。メスはオスに比べると、ちょっと地味です。こわい顔に見えますが、歌舞伎(かぶき)のおけしょうのような黒いもようのせいで、よく見るとかわいい目をしています。(もっといい写真はこちら

さて、このところ、アメリカのニュースで「カーディナル」ということばを毎日聞きます。これは鳥の名前でも、大リーグのチーム「カージナルズ」でもありません。カーディナルとは、枢機卿(すうきけい)のこと。キリスト教(カトリック)で一番エライのがローマ法王で、その次がカーディナルなのです。先日法王が亡くなったので、来週この人たちが投票して、新しい法王を決めるのです。

ニュースで枢機卿を見たら、赤い服に注目してくださいね。鳥のカーディナルと同じような色でしょう。あの赤い服から鳥の名前がついたのです。ちなみに赤いメスがいないように、女性の枢機卿もいません。


投票してね(Washy)


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by flyingshack | 2005-04-14 02:58 | こども部屋
アーカンソー最大のカラオケパーティ!!


b0068732_14562443.jpgチューリップや登山電車のエントリを書こうと調べてみたら、世界のみなさんは割とお気軽に「世界一」とか「日本一」とか使うようである。例えば「日本一のチューリップまつり」とwebに書いてあるからって、チューリップの本数が日本一とは限らない。何が日本一なんだろうなあ。フレンチドックの売上数かもしれないなあ。そんなわけでわたしもお気軽に使ってみることにした。「アーカンソー最大のオフ会」に続いて「アーカンソー最大のカラオケパーティ」!! (プロフェッショナルのみなさんはマネしないでね)

このイベントが開かれたのは、土曜日の夜。会場は日本レストランMt. Fuji。日本人家族総勢16名が、カラオケで歌い始めた。これが他の大都市なら、別になんら変わったことではないかもしれない。しかしリトルロックではちょっとした出来事だった。

Mt. Fujiは日本語のカラオケがあるリトルロック唯一の店。にもかかわらず、最近歌う人はほとんどいなかった。いっそカラオケをやめちゃおうかという話もあったらしい。でもカラオケしたい人がいなかったわけではない。みんな本当は歌いたかったのだけれど、他のお客さんが普通にディナーを食べているので、歌う勇気がなかったのである。そこで、日本人たちは考えた。「赤信号みんなで渡ればこわくない」。

b0068732_1532747.jpgこの日もアメリカ人のお客さんがいっぱい来ていて、初めは譲り合ってなかなか歌い出せなかったものの、みんなだんだんと日本のカラオケを思い出したのか、最後には順番待ち状態になった。くわしくは聞かなかったけれど、これだけ大人数で日本人がカラオケしたのは何年かぶりだったんじゃないだろうか? 少なくとも半年前にわたしたちが来てからは一度もない。

そして何を隠そう、一番盛り上がっていたのは、うちのDoc。奥様方にうまく乗せられて、リクエスト曲「最後の雨 (中西保志)」なんかを歌っていた。

リトルロックでカラオケしたい方。もちろんボックスなんてありゃしませんよ。Mt. Fujiのカラオケは、土日の9時くらいから閉店時間の10:30まで。今回はディナーを注文したらカラオケは無料であった。英語・韓国語曲のほか、日本語曲が約500曲あって、40歳くらいの人にちょうどいい選曲だ。例えば、ヤングというカテゴリーの中に「神田川」と「LOVEマシーン」が同居している感じ。なぜかミスチルより森高千里がいっぱい入っていたりする。というわけで残念ながらm-floはありませんよ、deさん。


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by flyingshack | 2005-04-11 15:20 | サザンリビング(USA)
森の中の花園で、チューリップの競演
Garvan Woodland Gardens

教会のESLの先生に、花のきれいなところを聞いたら、教えてくれたのがここ。時期になったらチューリップがきれいだから行っておいで、と勧めてくれた。Webサイトを見たらTulip Extravaganza Begins! と書いてある。エクストラバガンザって言ったら、ド派手なお祭り騒ぎのこと。チューリップがどんなにすごいことになっているんだろうと思って行ってみた。

b0068732_13462596.jpgと、こんな風に前振りすれば、すこしアーカンソーに詳しくなった読者の皆さんには、その後の展開が読めるかな。そうなんです。結構地味でした。Webサイトによれば、7万本が咲き乱れるアーカンソー州一広いチューリップ花壇を見逃すな! とかすごそうに書いてあるが、日本最大級のチューリップまつりは、今や100万本規模。それも一カ所だけじゃなくて、一番有名な富山県の砺波市ハウステンボス、意外なところで北海道の上湧別町なんかが揃って100万本級である。次いで球根生産量日本一のまち中条町や、novaさんのふるさと島根県にある斐川町(4/8追加)が80万本。桁が違う。(文末に追加情報あり 4/9)

b0068732_13475161.jpgだからと言って、Garvan Woodland Gardensがハウステンボスの7%しかキレイじゃないかと言うと、そんなことはないと思う。ここがユニークなところは、園内のほとんどが自然の森の中なのだ。湖に突き出た半島に敷地があって、歩いていくと両側に湖面が見える。元々は地元ホットスプリングスの実業家Mrs. Garvanの持ち物で、彼女が独学のガーデニングで作り上げた庭園を、アーカンソー大学(University of Arkansas)に寄付したんだとか。

b0068732_1423641.jpg土曜日は最高のお天気。チューリップ目当ての観光客で、駐車場があふれていた。芝生広場ではウエディング・セレモニーが行われていた。チューリップとハナミズキに囲まれて、花嫁さんは最高にラッキーだなあ。ちなみにDocとわたしの結婚式は台風並みの嵐の日で、雷鳴で目が覚めた。(誰も聞いてないって) 

Tulip Extravaganzaは4月10日(日)まで。16日には"Denim and Diamonds After the Derby"という催しがある。ホットスプリングスの競馬シーズンの最後を飾るArkansas Derby(G2)の後、芝生でワイン、おつまみ、ダンスを楽しむらしい。ドレスコードは「デニム」。ジーンズをラインストーンつきのベルトなんかでドレスアップしてね、とのことです。いかがですか?


(4/9追記)novaさんが200万本のチューリップの名所を教えてくれました。島根の伯太町はこちら。ほかにもチューリップ自慢、お待ちしてます。


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Garvan Woodland Gardens情報
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by flyingshack | 2005-04-06 10:12 | アーカンソーの旅