イタリア話を書き始めてしまいました。アーカンソーネタに戻るときはあるんでしょうか?
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カテゴリ:アメリカの旅( 38 )
秋空のアラスカ Day7 見えたぞ!



b0068732_024991.jpg結局翌朝もワンダーレイクからマッキンリーを見ることはできなかった。この日のうちにアンカレッジに戻り、深夜の飛行機に乗らねばならないので、後ろ髪を引かれながら始発のバスに乗りこんだ。このバスは、さらに奥地にあるKantishna(カンティシュナ)に寄りながら、公園入口まで戻る。カンティシュナには奥地というのに洒落たロッジが数軒あった。そして集落のはずれに小型機くらいしか飛べないような滑走路発見。Kantishna Air Taxiなるオフィスもあった。小型機をタクシーのように使い、こんなウィルダネスの中のロッジに泊まりに来る人って、いったいどんな人なんだろう。聞くところによると、アラスカには飛行機でしか行けないロッジもあるらしい。

入口まで戻り、Riley Creekでシャワーを借りる。売店でお金を払って鍵とタオルを借りる仕組みだ。シャワーから出ると、上半身すっぽんぽんの巨乳お姉さんが鏡の前で髪を乾かしていた。ここ銭湯? いくらアラスカったって自然に還りすぎよね。きれいになって温まるとシャバに帰ってきた気がする。ちょっと前までここにはシャワーがなかったらしく、雨に濡れた上に何日か風呂に入っていない状態で飛行機に乗る羽目になるところだった。

b0068732_0243682.jpgレンタカーで帰路につくと、天候が回復してきた。マッキンリーが見えないものか。往生際の悪いわれわれは、いちいちビューポイントに寄っては雲が晴れるまで粘った。駐車場でスーツケースを広げて中身を詰め直したりしながら粘った。夜8時まで粘った。しかし、見えなかった。おかげで飛行機乗る前にアンカレッジで寿司でも食うかー、などと言っていた目論見はおじゃんになった。

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しかしその後Docとわたしは、この成り行きに心から感謝することとなる。アンカレッジ近郊の町にさしかかった頃は、すっかり暗くなっていた。久しぶりのロードサイドモールの明かりがまぶしい。空にも明かりがチラチラしていた。あれって、パチンコ屋のレーザー光線? まさかそんなはずはない。まさかあれがオーロラ? 光柱が縦に3本浮かんでいて、写真で見るカーテンのような光とは全然違う。町はずれの闇の中で車を停めて、空を見た。すると「レーザー光線」がみるみるうちに空いっぱいに広がる緑のカーテンになったではないか。もはや間違いようもないオーロラだ。

そもそもDocもわたしも全くオーロラに期待していなかった。旅行会社の人に「オーロラを見に行くんですか」と聞かれ、秋なのに見えんのかねと思ったくらいで、オーロラというのは冬のものだと思いこんでいた。その後調べてみると、オーロラが夏に見えないのは単に夜が明るいからであって、一年中どこかには出ているとわかった。オーロラツアーの人でも見られない人がいると言うのに、全然狙っていなかったわれわれが、秋にアンカレッジのような低緯度で見てしまうというのは、実にラッキーではないか。「人間万事塞翁が馬だね」とDoc。もしマッキンリーが見えて、明るいうちにアンカレッジに着いていたら、オーロラを見るチャンスは訪れなかっただろう。不運か幸運かは最後までわからないものだ。(シリーズ了)

Day6-3 | Day7 | 資料編

オーロラの写真見たい? 困ったな。
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by flyingshack | 2005-09-10 22:00 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day6-3 夕日の贈り物



b0068732_203228100.jpg散策後も雨だったので、夕食は四阿で取った。前回テントを張る場所取りは心配無用と書いたが、四阿の場所取りはがんばった方がいいかもしれない。2カ所の四阿に4つずつ、計8つのテーブルがあるが、眺めが違う。一番いいテーブルからは、さえぎるものなく続く原野の向こうに4000メートルを軽く超える峰々が見渡せる、はずだ。6194メートルの主峰マッキンリーももちろん見えるだろうが、なにしろ雨雲で山裾だけしか見えず、どれか全くわからなかった。

b0068732_20321310.jpgわれわれは2番目にいいと思われるテーブルに陣取り、アルコール燃料と手に入った食品で精一杯のディナーを始めた。メインはしょっぱいホットドッグ用ソーセージのグリル・マッシュルーム添え、サイドはお湯を入れて作るカップマッシュポテト。それにもちろんアラスカンビール。寒かろうがこれは欠かせない。コーヒーとワシントン州産チェリーチョコのデザートも付けた。

b0068732_2032472.jpg9月と言えど秋分前のアラスカの日は長い。8時を過ぎてもまだ明るい。食べている間に雨が小やみになった。西の空がだんだん明るくなり、雲と地平の隙間からついに夕日が差した。見渡す原野一面の紅葉が赤く照らされ、その真ん中に虹が立っていた。このとき、四阿にいたキャンパーたちはみな虹を見ていた。カメラを持って走り回る人、じっと見つめる人、同行者と語り合う人。暗く沈んだ原野が急に色を取り戻したように、人々の表情も明るかった。峰々にかかった霧も少しだけ上がったようで、全ての頂上は見えないものの、夕日に照らされた雪の壁がピンクに染まっていた。誰かが指をさしてあれがマッキンリーだと話している。霧の中から気まぐれに頂上が現れないだろうか。一生懸命目を凝らしたけれど、やっぱりどの山かはわからない。

日が沈むと、また雨が降り出した。日暮れ前のあの1時間の晴れ間は、この日ワンダーレイクに泊まったキャンパーにとって、またとないプレゼントになった。
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Day6-2 | Day6-3 | Day7 | 資料編


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by flyingshack | 2005-09-09 20:21 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day6-2 憧れのキャンプ場



b0068732_15594429.jpgダートを走ること6時間。バスは終点ワンダーレイクに着いた。ここはキャンプ場以外何もないところ。バスが行ってしまうと、キャンパー数十人だけが無人の原野の真ん中に取り残されることになる。折から雨が降っていた。乗客たちは口数も少なく、それぞれテントを張る場所を求めて散っていった。

キャンプ場内には27のサイトがある。山ではないものの雰囲気は大雪山や知床の「テン場」のようで、高山植物の間の空き地にテントを張る。ただしそれぞれのサイトに立派なテーブルがあるのがアメリカ的。雨で全く役に立たなかったが。ロケーションは、さすが世界中のキャンパー憧れの地だけあってどこのサイトも申し分なく、それほど焦って場所取りする必要もない。そしてこれは使えるなと思ったのが、2カ所にある四阿のような建物。屋根の下にテーブルと熊対策の「ウォークイン食料庫」がある。おかげで、雨の中せまくるしいテントで炊事しないで済んだ。

b0068732_160457.jpgテントを張り、昼食を取ってしまうとあっという間に暇になった。普段のキャンプなら、おしゃべりしたり昼寝したりで夕食時になってしまうものだが、今回はそうはいかない。じっとしていれば寒い。屋根の外へ行くと濡れる。Docとわたしは散歩に行くことにした。他にも歩いている人がいたが、普通のパーカーだけ着て全身ずぶぬれになっていた。あれじゃ体が冷えたってストーブがあるわけじゃなし、服も干したって乾かないのに。いつも不思議なのだが、なんでアメリカ人はたいした雨対策をしないで平気なのだろう? 基礎代謝の違いか? モンゴロイドのわれわれは、ゴアテックスの雨具を上下着込んだ上、傘もさして歩いた。

b0068732_1602121.jpg前回のログで、野宿する人と自然の親密な関係が羨ましい、と書いたけれど、親密な関係というのはつまりこの雨や寒さだ。相手はわたしの肩を濡らし、手足を冷やしてくる。でもそんなイヤな面ともつきあわなければ、自然との一体感など得られるはずもない。歩くうち体が温まって雨が気にならなくなってきた。周囲は一面の紅葉である。しずくに濡れた植物が、それぞれ微妙に違う色調で赤いじゅうたんを織り上げている。小さな池にムースが一頭、わたしたちと同じ雨に濡れながら、水草を食べていた。 *この日の行動はDay6-3に続く

Day6-1 | Day6-2 | Day6-3 | 資料編

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by flyingshack | 2005-09-09 08:30 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day6-1 若者バス



b0068732_1352347.jpgカニ付き軟弱キャンプの翌朝、夜明けとともに起きたわれわれは、朝食も取らずにテントを撤収した。今日はバスに乗って奥地へと移動する。実は今晩泊まる予定のキャンプ場こそ本命で、そこが取れなかったのでしかたなく公園入口そばに泊まったのである。本命キャンプ場の名はワンダーレイク(Wander Lake)。公園の最奥にありマッキンリー山に最も近く、その雄姿が見える可能性が一番高いキャンプ場なのだ。

b0068732_1354029.jpgわれわれを運ぶのはキャンパー専用の緑色のバス。これで85マイル(137キロ)離れたワンダーレイクまで行く。一般車両は15マイル地点までしか入れないので、公園の奥地へ行くにはこの緑のバスか、ベージュのシャトルバス、あるいはガイド付きのツアーバスに乗るしかない。自然保護が全米のどこの国立公園よりも徹底している。同乗している客は、大部分が自分たちより若い層。これまでロッジでジジババに囲まれていたのがウソのようだ。ちなみにジジババはツアーバスの方に満載されていた。体力ある。

若者バスは聞こえてくる会話からしてワイルドだ。偶然アイデタロッド(Iditarod)という世界一有名な犬ぞりレースに出ているという女性が乗り合わせていた。これは凍り付いたアラスカの道なき道1800キロを10日ほどで走るという超過酷なレースで、犬ぞりファンでもなんでもないわたしでも知っている。思わず必死に聞き耳を立てていたら、「レース中、犬は1日10,000キロカロリー(記憶曖昧)を消費するので、肉を刻むだけでも大変。マッサージもしなきゃいけないし、犬は休めるけどマッシャーは寝る間もないのよ」とか「犬はアザラシの肉も食べるのよ」とか「ムースに出くわしたときは、みんな暴走して森に突っ込んで大変だった」とか話している。ちらっと見たら三つ編みのかわいい若くてきれいな人だった。すごい。さすがアラスカ。

b0068732_1361223.jpgさて、最深部への85マイルは決して高速道路ではない。ダートである。自転車で走ったら埃まみれになりそうな道だ。したがって1時間ちょっとで着くはずもない。所要時間はなんと6時間。退屈しそうだけれど、そんなことは全然ない。野生動物が現れるからだ。ドライバーが最初に見つけたのはムース。ムースはカナディアンロッキーで見たことがあるので、おっいたな、という程度で冷静に観察。しかし次にすぐグリズリー発見! かなり遠かったけれど、おお~という感じで身を乗り出して見た。北海道で山歩きをすれば熊出没注意の看板はしょっちゅう見るが、御本尊のヒグマ様には一度も会ったことがない。こんな簡単に見られるなんて、びっくりした。

b0068732_1364485.jpgしかもグリズリーはまた現れた。今度は親子で、すぐ近くだ。道に並行して、のんびり歩いている。「あっ、もう1頭来たぞ」。二人兄弟なんだねえ、とバスの中が盛り上がる。ところが、「またもう1頭!」 どうやら三人兄弟らしかった。最後に歩いてきた一頭は、お母さん、お兄さん(orお姉さん)と違って、小さくて毛並みが黒かった。今年生まれたばかりなんだろう。みんなに置いて行かれながら、植物を引っぺがして何か一所懸命にほじくっている子グマもいる。バス数台からたくさんの目が見ているというのに、なんとのんびりしたことだろう。

間近で動物を見たせいか、休憩ポイントから見えた山の上のヒツジ軍団(Dall’s sheep)など、しげしげ見ている人はあまりいなかった。まあ白いポチポチにしか見えないのだけれど。

b0068732_1374512.jpg車窓の景色もまた素晴らしかった。ポリクローム峠(Polychrome Pass)から望む雪の山々と、母なるその懐を削りながら流れ出る荒々しい河のうねりを見ていると、この世界がまだ産まれたばかりのような気がしてくる。そんな風景の中に、バスはときどき停まっては、何もないところに野宿する乗客をひとりふたりと落とす。バスが発車し、人の姿が点になっていく。その人がこれから体験するだろう自然との親密な関係を想像すると、とても羨ましい気がした。って自分だってこれからキャンプするのにねー。 *この日の行動はDay6-2に続く

Day5-2 | Day6-1 | Day6-2 | 資料編

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Washy


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by flyingshack | 2005-09-09 07:11 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day5-2 カニ付き軟弱キャンプ



b0068732_13545029.jpgロッジでホットタブやバーに通い、AlaskanだのMidnight Sunだの地ビールをとっかえひっかえ飲んでいたわれわれ。ついにそんなヌクヌクとした生活から足を洗わねばならない時が来た。3泊したロッジをチェックアウトして、今晩からキャンプなのだ。たった2泊だけれど、この日のためにキャンプ道具をえっちらおっちら運んできたのだ。おかげでスーツケースが重すぎて、エアラインに$25も払ったのだ。キャンピングストーブは、テロ対策だかなんだかで飛行機に乗せられないので、わざわざアンカレッジでアルコールストーブを買ったのだ。キャンプ場ももうネット予約してある。後には引けないのだ。本当はかなりめんどくさいんだけど。

でも、daidaiさんが書いていた「人生の中でいつかやりたいことリスト」というのがわたしにもあって、そのひとつがアラスカキャンプだったのだから、めんどくさいなんて言っていられない。幸いチェックアウトする頃、雨が上がった。天気予報によると今夜は晴れのようだ。デナリ国立公園には、キャンプ場が6カ所ある。うち車で行けるところは2カ所だけ。中でも一番入口に近く、施設が充実しているRiley Creekが今夜の野営地だ。

b0068732_21165095.jpg今回来てみるまで、アラスカキャンプというと、他のキャンパーが誰もいないような場所にテントを張り、グリズリーがウロウロしている中で食事をし、青天井の下でキジを撃つ(用を足すの業界?用語。男性専用)というイメージだった。実際キャンプ場以外にテントを張るとそんな感じらしく、国立公園の注意書きには「食事は向かい合ってせよ」とある。食べ物のおいしいニオイに誘われてやってきた熊に背後から襲われないよう、360°の視界を確保するためである。しかし、Riley Creekの雰囲気は、アメリカの他のキャンプ場とさして変わらなかった。水洗トイレ、シャワー完備で売店もある。各キャンプサイトには車を乗り入れることができ、テーブルがついている。違うのは熊対策として、食料をテントに入れてはいけないこと。必ず車に入れる。

b0068732_21162817.jpgここで盛大にトナカイの肉でもバーベキューしたかったのだが、アルコールストーブじゃできそうもない。次善の策としてしかたなくやったこと、それはプリンセスロッジへ戻ってレストランに行く、であった。The SummitはAAAのレイティングで3ダイヤモンドがつけられている、周辺では最も高級なレストラン。とはいえドレスコードは場所柄かなりカジュアルで、チェックのシャツやフリースジャケットでもOK。これからキャンプする体制のわれわれでも浮いていなかった(でもジャージではありませんよ)。ここでアラスカン・キングクラブ(たらば蟹)とステーキを食べ、シアトル近郊はChateau Ste. Michelleの赤ワインを飲んだ(大胆に写真まで撮ってきました)。もちろん前菜もデザートもオーダー。ああ夢のアラスカキャンプなのに、なんて軟弱なんだ。

b0068732_21171017.jpg7時頃夕日のあたるレストランを出て、2人用の小さなテントに戻った。シンデレラの魔法がすっかり解けてしまった気分。日が暮れると寒かった。周りには大きなRVがたくさん来ていて(レンタカーが多い)、居心地良さそうな明かりがこぼれていた。いいなあ。トイレでビデオやデジカメ用電池の充電をしている間、Docとわたしはその辺をウロウロ歩き回って暖を取った。この日のAurora Forecastでは、上空でオーロラが見えると予報されていた。しかし夜空を埋め尽くした無数の星の光が、極光のベールに薄らぐことはなかった。

さて、明朝はバスに乗って奥地へと移動だ。

Day5-1 | Day5-2 | Day6-1 | 資料編

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by flyingshack | 2005-09-08 17:05 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day5-1 ハスキー軍団訪問



b0068732_1875844.jpgデナリ国立公園のSled Dog Demonstration(犬ぞり実演)を見に行った。ビジターセンターからシャトルバスに乗って行く。バスも実演もなんと無料。と言っても皆、国立公園入場料を払っているのだけれど。毎日降っていた雨が上がり、途中、車窓に見事な黄葉の展望が開ける。おお。

北海道民のわれわれにとって、犬ぞりはさして珍しい物ではない(10メートルくらいなら乗ったことがある)。しかしなにしろ、アラスカは犬ぞりの本場だ。日本では数年前まで、犬ぞり犬と言えばシベリアンハスキーを思い浮かべる人が多かったが、今はレースに勝ちたかったらアラスカンハスキーらしい。国立公園のケンネルには、このアラスカンハスキーがたくさん待っていた。デモが始まるまで、リーシュにつながれた犬たちを見学。たいていの犬には柵がないので、近寄って遊ぶこともできる。柵の中にはパピーも寝ている。2台目のシャトルに乗ったので、遊ぶ時間が短かった。残念。

b0068732_1883317.jpg観客が集まり、説明のためにレンジャーが登場すると、犬たちが一斉にほえ始めた。この後何頭か選ばれて実演をするので、「オレッ、オレッ!」「アタシもやりたいのよぉぉぉ~!」とか主張しているらしい。なぜかレンジャーは全員女性だった。こんな女性密度が高い国立公園施設は初めてかも。

でも何で、こんなにたくさん犬を飼っているのだろう? 9月半ばで公園は冬季に入り、バスは運休、キャンプ場もほとんど閉鎖され、プリンセスロッジすら休業する。冬来る観光客なんて滅多にいないのに、なぜ犬ぞり? その謎はレンジャーの説明ですぐに解けた。犬ぞりは観光用ではなかった。冬の間、雪に閉ざされ車で入れない国立公園内を見回るために、犬ぞりを使うのだそうだ。雪上車などの選択肢もあるけれど、野生の王国にふさわしく、アラスカの伝統的な交通手段を敢えて選んでいるとのことである。ここの犬たちは、国立公園のために働く文字通りのワーキング・ドッグなのだ。

b0068732_188468.jpg公園奥地にあるWander Lakeまで85マイル(137キロ)を3日間かけて走破する、女性マッシャー(犬ぞり使い)と犬たちを想像してみる。地元の猟師たちと情報交換し、密猟者を取り締まったりビジターを助けたり。めちゃくちゃかっこいいではないか!(ドラマ化されてもベイウオッチより視聴率は取れなさそうだけれど…) *この日の行動はDay5-2に続く

Day4 | Day5-1 | Day5-2 | 資料編

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by flyingshack | 2005-09-08 13:00 | アメリカの旅
Raining in Alaska



b0068732_1944147.jpgThanks a lot for comming and leaving messages to us. Sorry about I can't write responses to you guys now. Doc and I are in Alaska. I wanted to surprise you without telling you our destination, but it was exposed by Catherine!

It has been raining since we arrived at Anchorage. We got a fortune cookie when we had quick lunch at a supermarket in Anchorage. It said like this. "You find beauty in ordinary things. Do not loose the ability." This might mean we shouldn't complain even if we can't catch a glimpse of the extraordinary shape of Mt. McKinley, which is the highest mountain in North America.

But right now a rainbow has just appeared. What's gonna happen next?

Day3 | Day4 | Day5-1 | 資料編

Washy


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by flyingshack | 2005-09-07 05:23 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day3 ここはリゾート



ペンシルバニアのkumaちゃんから「アラスカバトン」が回ってきました。

1. アラスカで思い出す人を3人挙げてください。

なーんてバトンがあるわけないが、その質問に答えるとするなら、わたしは植村直己、星野道夫、野田知佑である。もうこの3人の名前を並べただけで、目の前には、すごい雪山と、すごい大河と、そこに生きるグリズリー北極グマカリブーの群れ、などというのがワーッと浮かんできてしまうのである(なんだか思わず椎名誠みたいになってしまった)。「(久米明の声で)極北の大自然と一人で対峙したとき、アラスカは何を語りかけるのだろうか」なんてナレーションまで勝手に聞こえてくる。

b0068732_181241.jpgでもそんな風に硬派ぶっていると一生アラスカなんか行けそうもないので、今回はすごく軟弱路線の旅になった。だいたいホテルを予約したのがExpediaってことからして軟弱だ。そして泊まったのはDenali Princess Wilderness Lodge。世界の海に豪華客船を就航させている会社、プリンセスクルーズが経営する巨大ロッジである。山小屋風の宿泊棟が建ち並ぶ中に、レストランやシアターが点在する、ちょっとしたリゾート村のようなところだ。着いてみたら、村の中を歩いているのは、シルバー軍団。プリンセスマークのバスが着くたび、元気なお年寄りがぞろぞろ降りてくる。うわー教会数軒分が大集合したみたい。プリンセスクルーズ所有の船と列車でやってくる人も多いのだろう。高そうな雨具やザックを装備した日本の中高年団体さんもしっかりいた。

b0068732_145455.jpgこのロッジに3泊もしたのだけれど、何しろ毎日雨、雨。ATVやボート、自転車などのアクティビティは一切せず、毎日ぐうたらしていた。遅く起きてインターネット・カフェに行き、ホットタブでビールを飲み、バーで晩飯を日課とする2人であった。

アラスカ、軟弱OKです。アラスカと言えば堀川のカニかま、というあなたでも大丈夫。

Day2 | Day3 | Day4 | 資料編

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by flyingshack | 2005-09-06 00:00 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day2 アラスカンビューティー?



b0068732_1285549.jpgアンカレッジは意外と普通のアメリカだった。きっと普通だよなと思いながらも、心のどこかで「辺境」を期待していたのかもしれない。この感覚、きっと札幌にもあてはまるんだろうな。札幌に初めて来た人は、意外と普通の日本じゃん、とか思っているのかもしれない。

普通というか、大きなデパートを見て、もしやアンカレッジはリトルロックより都会かも、と思ってしまった。デパートの近くにはスタバもあって、アラスカまで来て芸がないよなと思いながら朝食。その後電話帳で調べておいたREIへ。そう、REIとは有名な組合員制のアウトドア屋さん。全米にあるのだが、リトルロックからだと一番近くてダラスかナッシュビル近郊まで行かないとない。REIがあるなんてすばらしい、とまた感動。ついつい今回いらないようなものまで買ってしまった。

それから食料とお酒を買いにスーパーマーケットCarrsへ。かなり野菜が高いけれど、品揃えはリトルロックと変わりない。変わったものと言えばトナカイのソーセージくらい。欲しかったけれど冷蔵庫がないので却下。ここのデリで中華のコンボを買ってランチにした。チャーハンと餃子とナントカチキン・ナントカビーフのセット。これまた全米どこでもありがちなメニューだ。

このスーパーで、ちょっと変わったことがあった。見知らぬお客のオジサンに、「Hi, beauty!」と声をかけられたのである。「べっぴんさん」なんて今まで言われたこともないのでびっくり。もう一人、店の従業員にも妙に愛想よくされた。どちらの男性も、真っ黒な髪で濃い顔立ち。ネイティブ・アラスカンに違いない。ってことは、わたしってアラスカン・ビューティーなのかしら? 確かめたかったのだが、その後は白人ばっかりゾーンに行ってしまったので、わからずじまいだった。

Day1 | Day2 | Day3 | 資料編

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by flyingshack | 2005-09-05 00:00 | アメリカの旅
秋空のアラスカ Day1 ペイレスにご用心



b0068732_2431531.jpgDocの2度目のアメリカ研究生活は、当初の予定にちょっとのおまけがついて、1年と2ヶ月で終わった。その間、一度も使わなかった有給休暇で、日本に帰る前にアラスカに寄った。Docさんお疲れさまってことで、ビーチでのんびりしたいけれど、ハリケーンシーズンだし、じゃアラスカ、っていうのは唐突でしょうか?

アラスカの未開なイメージと、われわれのアウトドアなイメージが合わさると、いったいどんなワイルドなことをしてきたんだ? と思う人がいるかもしれないけれど、実際はいたって普通の「旅行」だった。ワイルドなのはほんのちょっとだけだ。なにしろ「お疲れさま企画」なんだから。これから数回、中高年でも全然オッケーなぐうたらアラスカ旅行について書こうと思う。

* * * *

シアトルからアラスカのアンカレッジ空港に着いたのは、間もなく深夜という時間だった。何? いきなり強行軍? いえいえたいしたことないですよ。日本の中高年ツアーにはよくある話とみた。国際線の給油地としての賑わいはとうの昔になくなってしまったアンカレッジ空港だけれど、ローカル空港のわりには深夜でも活気があった。

レンタカー屋でいきなりトラブル発生! ExpediaでPaylessというレンタカー屋に予約を入れていたのだが、どこの会社でも同じだろうと、今回初めてPaylessを選んだのが落とし穴だった。

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by flyingshack | 2005-09-04 23:00 | アメリカの旅