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秋空のアラスカ Day7 見えたぞ!
結局翌朝もワンダーレイクからマッキンリーを見ることはできなかった。この日のうちにアンカレッジに戻り、深夜の飛行機に乗らねばならないので、後ろ髪を引かれながら始発のバスに乗りこんだ。このバスは、さらに奥地にあるKantishna(カンティシュナ)に寄りながら、公園入口まで戻る。カンティシュナには奥地というのに洒落たロッジが数軒あった。そして集落のはずれに小型機くらいしか飛べないような滑走路発見。Kantishna Air Taxiなるオフィスもあった。小型機をタクシーのように使い、こんなウィルダネスの中のロッジに泊まりに来る人って、いったいどんな人なんだろう。聞くところによると、アラスカには飛行機でしか行けないロッジもあるらしい。 入口まで戻り、Riley Creekでシャワーを借りる。売店でお金を払って鍵とタオルを借りる仕組みだ。シャワーから出ると、上半身すっぽんぽんの巨乳お姉さんが鏡の前で髪を乾かしていた。ここ銭湯? いくらアラスカったって自然に還りすぎよね。きれいになって温まるとシャバに帰ってきた気がする。ちょっと前までここにはシャワーがなかったらしく、雨に濡れた上に何日か風呂に入っていない状態で飛行機に乗る羽目になるところだった。 レンタカーで帰路につくと、天候が回復してきた。マッキンリーが見えないものか。往生際の悪いわれわれは、いちいちビューポイントに寄っては雲が晴れるまで粘った。駐車場でスーツケースを広げて中身を詰め直したりしながら粘った。夜8時まで粘った。しかし、見えなかった。おかげで飛行機乗る前にアンカレッジで寿司でも食うかー、などと言っていた目論見はおじゃんになった。 しかしその後Docとわたしは、この成り行きに心から感謝することとなる。アンカレッジ近郊の町にさしかかった頃は、すっかり暗くなっていた。久しぶりのロードサイドモールの明かりがまぶしい。空にも明かりがチラチラしていた。あれって、パチンコ屋のレーザー光線? まさかそんなはずはない。まさかあれがオーロラ? 光柱が縦に3本浮かんでいて、写真で見るカーテンのような光とは全然違う。町はずれの闇の中で車を停めて、空を見た。すると「レーザー光線」がみるみるうちに空いっぱいに広がる緑のカーテンになったではないか。もはや間違いようもないオーロラだ。 そもそもDocもわたしも全くオーロラに期待していなかった。旅行会社の人に「オーロラを見に行くんですか」と聞かれ、秋なのに見えんのかねと思ったくらいで、オーロラというのは冬のものだと思いこんでいた。その後調べてみると、オーロラが夏に見えないのは単に夜が明るいからであって、一年中どこかには出ているとわかった。オーロラツアーの人でも見られない人がいると言うのに、全然狙っていなかったわれわれが、秋にアンカレッジのような低緯度で見てしまうというのは、実にラッキーではないか。「人間万事塞翁が馬だね」とDoc。もしマッキンリーが見えて、明るいうちにアンカレッジに着いていたら、オーロラを見るチャンスは訪れなかっただろう。不運か幸運かは最後までわからないものだ。(シリーズ了) Day6-3 | Day7 | 資料編 デジカメで一応写してみたのがこれ。当然撮れていない。オーロラなんて見えると思っていないので、撮影準備してなかったのだ。 上の画像を明るく加工してみると、何か写っています! これオーロラ。だからなんなんじゃー。実際見えたのはこんなものでは断じてありません。 変なものをお見せしてすみません。きれいなオーロラの写真は、年末年始をアラスカの温泉で過ごしたサンノゼのさとこさんのところへどうぞ。
by flyingshack
| 2005-09-10 22:00
| アメリカの旅
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